英会話の正しい勉強法 その16 話しかけるきっかけは?
英会話クラスの中では、講師に質問されたときに話せばいい、と思って自分から意見を言わない人がときどきいますが、
クラスの中でも外でも、せっかくだから自分から話しかける癖をつけてほしいと
いつも思っています。
じゃあ、どんな言葉で話しかければよいのか?
話しかける、というと、つい、
Excuse me, から始めてしまいがちですが、
実はきっかけのフレーズというのは、ほとんどなく、
結構突然、話が始まることが多いのです。
なんとなくそばにいる人に、
I went skiing last Saturday. (先週土曜、スキーに行ったよ。)
みたいに誰かが言ったときから、
Oh, yeah? Where? (へえ、そうなんだ、どこ行ったの?)
みたいに会話が始まります。
近くにいるのに何も言わないままだったり、
Can I talk to you now? (今話しかけてもいいですか?)みたいなことを言うと、
改まった何か大事なことを話したいのかと、かえって身構えられたりしてしまいます。
知らない人に話しかけるときにも、難しい前置きや話のきっかけはいりません。
駅で切符を買うのにとまどっている人を見たら、
特に、Excuse me も、Hello, もなくていいので、(あってもいいですが。)
近寄って、Where are you going? (どこに行くんですか?)
と、聞いてあげるだけで会話が始まります。
「もしお困りなら、」とか、つい気の利いた言葉を言いたくなってしまうのですが、
そんなことより、ちゃんと目を見て、
怪しい人ではない、ということをわかってもらえば、
用件だけで、全然問題ないのです。
言葉はコミュニケーションの道具、とよく言われますが、
道具に振り回されないで、どんどん使ってみるのが一番。
がんがんしゃべっちゃいましょう!